抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?

ぬきたしを初見でクリアした直後に書き殴ったメモです。

 


久しぶりにクリア後に「もう続きが見られない……」というショックを受けた。が、YouTubeで没シナリオが投稿されていたのでそれを見まくることで対処できた。まぁ実はまだヒナミアペンドがあるっぽいけど。ただ、やっぱり本編がまたやりたいと思った。

エロゲ、わりと一回で満足することが多くてあまり繰り返しやることはないんだけど、多分これはまたやると思う。というのも、ぬきたしをプレイして、ストーリーラインというよりも演出に強く惹かれたというのが理由かもしれない。特にアツかったのは、今まで唯一主人公の声が実装されていた無印OP2のセリフラッシュがぬきたし2のラスボス戦で再現されるところで、ここはマジでスタンディングオベーションした。あまりにもアツすぎる。もともとぬきたしが無印も含めて終盤の戦いの一部を冒頭で見せる構成だったこともあって、ぬきたし2のラスボス戦で無印OPのセリフが流れるのがシリーズの集大成感あって最高だった。というか、曲がめちゃくちゃいいんだよな〜〜〜!!!!!!!ぬきたし2のOPも、本編とのシンクロ度合いが高くて「ただ生きていたいだけ」らへんの歌詞が他が英語歌詞ばかりなのもあってめちゃくちゃ刺さって好きだったりはするんですが、特に「非実在系の私たち」が好きでした!!!EDで「非実在系の私たち」を聞いてめちゃくちゃ良い感傷を得ましたね。この曲、無印OP1の「非実在系女子達はどうすりゃいいですか?」のアンサーソングではあるんだけど、EDできくこの曲は「ぬきたし」という作品自体が俺に話しかけてきているようで、もう、ね。タイトルにもあるようにこの2曲は非実在の、つまり2次元のキャラの気持ちを書いているんですよね(作曲者談)。RAINBOW GIRLが好きな俺は当然この曲も大好きです。まあプレイ前はOP1の方は音MADでめちゃくちゃ使われてるのばっか聞いてたのであまり歌詞について考えてなかったんですが。そんでまあプレイ後に聴くとめちゃくちゃ「非実在系女子達はどうすりゃいいですか?」でビビりましたね。ぬきたし、シリーズ通して作品内ではメタ的な発言ってのは(多分)なかったと思うし、少なくともDDLCみたいなメタ的な視点が物語に組み込まれているわけではないのに、いや、だからこそ、そんな作品の最初と最後の曲で「非実在系少女」の気持ちが歌われているのが心に刺さります。さっきEDを「ぬきたし」に話しかけられているようだと言いましたが、「ぬきたし」とは「非実在系女子(少年)」によって作られる作品であって、つまり「ぬきたし」に話しかけられるということは「非実在系少年少女」に話しかけられるということと等しいわけです。きっと私はこれからも色々な作品に触れていって、今の感傷も薄れていってしまうし、ぬきたしのキャラに感じた愛情もきっと100%は思い出せなくなってしまうけど、こんな長文を書き連ねてしまうほど強く感傷にひたったこと、演出にめちゃくちゃアツくなったこと、曲がめちゃくちゃ好みだったこと、バカみたいな量の下ネタで笑ったこと、渡会ヒナミの母性にマジでやられたこと、他の女のルートでの片桐奈々瀬の振る舞いがマジで愛おしかったこと、畔美咲のネタがかなり好きだったこと、橘麻沙音の声と主人公との掛け合いが好きだったこと、冷泉院桐花の顔面が好きなこと、ヒナミルートで礼先輩を裏切るシーンがマジで辛かったこと、郁子の性格がめちゃくちゃマジで好きだったこと、くらいは時々思い返して生きていきたいですね。